目次

MUTE


基本性能
固有アビリティ
装備

バイオグラフィー
経歴

「コードネームの由来は、喋るのが嫌いだからじゃない。お前のことが嫌いなだけだ」

極めて優秀で多才なチャンダーは、史上最年少でケンブリッジ大学に入学した。電子工学とコンピューターエンジニアリングを専攻し、一流のテクノロジー企業のインターン生として新たなセキュリティシステムプロトタイプの設計・開発に携わった。その非凡な能力が、イギリスの国家安全保障局である政府通信本部(GCHQ)の目に留まった。優れた暗号解読スキルを披露したチャンダーは、無線諜報(SIGINT)部隊の諜報部員となった。その後も応用技術研究チームに貢献しながら、最近では韓国語の学習など学びの幅を広げている。

パーソナリティレポート

マーク・チャンダーのコードネームが「Mute」である理由はすぐには分からないかもしれない。彼は無駄話を苦手とする。苦手というよりかは、嫌いというべきか。一部の人間を不愉快にさせる特性だろう。どのような社会的圧力に晒されても、彼にはそれに屈することはない。忍耐がないから、というわけではないだろう。問題解決には、いくつかのアプローチがあることを知っておくべきだろう。面白いことに、マイク・“Thatcher”・ベイカーは嫌々ながらも寛容な態度を示しており、チャンダーの肩を持つことがある[…]

チャンダーは特定の人に惹かれる傾向がある。例えば、最近はティムール・“Glaz”・グラズコフと交流を持っている。チャンダーは部品を分解し、そこから新たなものを作ることを楽しむ。そのせいか論理的な思考の持ち主に惹かれるようだが、困難な状況を独特の視点で切り抜けるグラズコフに共鳴しているのかもしれない[…]

情報セキュリティに携わってきたチャンダーは秘密厳守を心得ている。そのためか自身を表現することや、個人的な質問に答えることには慣れていない。彼の専門分野やレインボーにおいて、情報は生死を分ける要となる。もちろん秘密厳守は大事だが、限度というものがある。何とかして彼と打ち解ける方法を探し、ようやく「あらゆるものの歴史」という共通の話題を見つけた!

これほど科学に詳しい者にしては、意外な共通点だった。彼の故郷であるヨークは、イングランド有数の歴史ある街で、私が敬愛する場所だ。通学途中にゴシック様式の教会を黙って通り過ぎることがいかに大変だったか、素晴らしいディテールを交えて話してくれた。また、寝転んで鐘楼を眺めるのが好きだったようで、あまりに長時間そうしていて気持ち悪くなったときの話もしてくれた[…]レインボーのオペレーターはみな素晴らしい専門分野を持っているが、チャンダーとの出会いによって、様々な領域に情熱や感心を持つことの重要性を思い出した。チャンダーはずっと、学校一頭の良い生徒だったが、それだけではない。まだ若いが、彼からは大事なことを教えてもらう

– DR.ハリシュヴァ・“Harry”・パンデー。レインボー・ディレクター