目次

LION


基本性能
固有アビリティ
装備

バイオグラフィー
経歴

「正しさと容易さを混同すれば、自ずと危険な道を歩むことになる」

フラマンは自らの反抗的かつ愚かな行動により病院へと行き着いた。家族に見捨てられ、ホームレスになりかけた彼は、人生を取り戻すためにフランス軍に入隊する。早い段階からフラマンはCBRNの特殊訓練で適正を見せ、その才能と技能を高く評価された。より高度な訓練の複雑な化学構造と厳しい規律によりその能力に磨きをかけたフラマンは、早々に第2竜騎兵連隊の一員として抜擢され主に環境監視センサーを扱った

フラマンは細菌学とウイルス学、とりわけベクトル制御に魅了された。軍では自身の才能を最大限に活かすことはできないということに気づいた彼は軍を除隊し、GIGNの作戦支援部隊(FAO)への加入を目指して国家憲兵隊に入隊した。負荷のかかる状況下においても集中力を切らすことなく任務を着実にこなすその能力は、ナイジェリアでの合同訓練中にメリニコヴァの目に止まり、彼女はフラマンをレインボー部隊の候補者として推薦した

パーソナリティレポート

一部のオペレーターは想像超えるほどの傷を負い、その跡は身と心に刻まれている。しかしながら、オリヴィエ・“Lion”・フラマンは、部隊に加わることでその傷を癒した。完璧なはけ口もなく、戦いの疲労は積もる一方だが、彼はその苛立ちを決断力に変えることができる。彼の行動はその非凡な集中力によって支えられており、部隊の中でも最も手強く安定感のあるメンバーの内の1人だ[…]

私は内省の価値というものをチームに伝えたい。カトリックであるフラマンは、すでにこのことを理解している。彼は自らの後悔もあけすけに話し、それによって自身の目的をよりはっきりとさせている。彼は過去を忘れたわけでもなければ、捨て去ろうとしたわけでもない。一種の原動力とはしているが、それに執着はしていない[…]

私は面談の中で、最近あった良いことをひとつだけ教えてもらうことにしている。たとえそれがどれだけ些細なことでもだ。最高の朝食を食べた話をする者もいれば、涙が出るほど笑った映画について話す者もいた。フラマンはヘビーメタル、信仰、そして息子への愛を語った

実の父親に勘当された痛みが癒えることはないかもしれないが、その分だけフラマンは、自分の息子とは建設的な関係を築こうとしている。彼にとって息子とのつながりは宝物だ。そう思えるのは、長くに渡ってアレクシスのことを何も知らずに過ごしていたことに気づいたからだろう。彼が見せてくれる写真には、その努力の結果が表れていた[…]

エマニュエル・“Twitch”・ピション、ギュスターヴ・“Doc”・カテブ、そしてフラマンの3人のGIGNオペレーターは、同じ悲劇にその心を囚われている。後に死亡した医師と看護師を隔離したフラマンを巡るこの摩擦はこのままにしておくわけにはいかない。カテブとフラマンの合同セッションはすでに予定している。どうにかしてこの問題を解決しなければならない[…]

フラマンは兵役のおかげで生まれ変わることができたと言っているが、私は生まれ変わったというよりも、再形成したのだと考えている。ひたむきなオペレーター、疲れ知らずの志願兵… そして我が子を愛する父親。彼の本質は昔から変わってはいない。彼のタトゥーに刻まれているフランス陸軍のモットー、「輝くチャンスをくれ」は、まさにフラマンのための言葉だ。彼がこれから先も成長を続けるには、先天的に備わっているその能力の変化を受け入れていく必要がある

– レインボー・ディレクター、DR.ハリシュヴァ・“Harry”・パンデー