目次

IQ


基本性能
固有アビリティ
装備

バイオグラフィー
経歴

「人生とは究極のカラクリ装置だ」

高名な数学者の母親と発明家の父親の間に生まれた。両親の高度な知識の影響もあり、一家の子供たちは学生時代に数学、科学、音楽などで数多くの賞を受賞した。恵まれた環境の中ですくすくと育ち、16才で地元テクノロジー企業のインターンを終えた。その後、マサチューセッツ工科大学に入学して電気工学を専門とし、マイクロエレクトロニクスに関する研究で賞をとった。カリフォルニア工科大学の院に入ると、実験的電気工学の研究を行った。ドイツに帰国すると軍事テクノロジー研究に従事し、ドイツ連邦警察局(BPOL)に入った。心身ともに過酷なその環境はヴァイスにとっては充実したものであり、彼女はとんとん拍子に出世した。BPOLに2年間従事した後、GSG 9に引き抜かれた

パーソナリティレポート

モニカ・“IQ”・ヴァイスは、知性だけでなく身体能力も高い。ロッククライミングや洞窟探検、その他の様々な運動や知的探求を行ない、空いた時間ではSF小説を書いている。バイタリティー溢れる彼女と一緒にいると、初めてマラソンを完走したときのような疲労感を覚える[…]

家族全員が向上心のかたまりだと言い、一緒にいると自分でさえ疲弊してしまうと冗談めかして言う。しかし彼女にとって家族が大切な存在であることは疑いようがなく、自分のことを本当に理解してくれる存在は家族しかいないと思っているため、近しい友人はいない

優れた知性を持った者が社会の中で居心地の悪さを感じてしまうというケースは珍しくない。もちろん、私はヴァイスに無理やり友人を作らせるようなことはしない。それは私の役割ではないし、彼女に強制すべきことでもないからだ。とは言え、普段の訓練や研究以外でも他のオペレーターたちと接することで、彼女が学ぶこともあるだろう[…]

ヴァイスの両親は、知性だけでなく想像力も育むよう子供たちに教育した。彼女は母親のことを「混沌の中でも、何とかしてパターンを見つけようとする変な人」だと言う。父親は、家のガレージからロケットの発射実験を行うような人だ。その2人の才能を受け継ぎ、混乱の中に身を置いているのも頷ける話だ[…]

ヴァイスは世界中の企業や大学から声がかかっていたが、法執行機関に行くことにした。私はその決断に心を奪われた。最新鋭の設備が使えると同時に愛国心を示せるなんて、素晴らしい機会だと言う。理由はそれだけじゃないだろう。学術研究はやりがいのあるものだが、一般的には高度に焦点化・構造化されたものであり、ヴァイスの本質にある幅広くクリエイティブなアプローチができない。だが我々の特殊任務においては、むしろそれこそが必要とされる[…]

現場報告によると、ヴァイスは困難に直面するとこだわりすぎる側面があるという。そのせいもあって、彼女は一時的な不眠症に悩まされている。後者については、ヴァイスはただ今日という1日が終わることが嫌なのではないだろうか。レインボーに貢献したいのなら、「やめ時」というものを学んでもらう必要がある

– DR.ハリシュヴァ・“Harry”・パンデー。レインボー・ディレクター