目次

FUZE


基本性能
固有アビリティ
装備

バイオグラフィー
経歴

「混沌は、適応できなければ敵となる」

ウズベキスタン、サマルカンドの軍事一家で育ち、ソビエト連邦の崩壊直前にロシアへ移住する。幼少の頃から、科学分野における才能を開花していた。軍隊では技師としての訓練を受け、さらに機械工学への興味を示していった。ケシバイエフはこれらのスキルを活用して様々な装備の製造を行い、そのときに自身の武器も製造している。廃品と最小限の道具から即興でモノ作りができることから、仲間うちでは伝説的な存在となった。彼はレインボーの任務において欠かせない存在だが、これもその理由の1つだ。第27機甲旅団に所属していた頃は、その射撃の腕と武器に関する豊富な知識で卓越した存在感を放っていた。スペツナズへの配属が決定したが、任務の詳細は全て機密扱いとなっている。また、ケシバイエフはウズベク語、ロシア語、ウクライナ語、英語を流暢に話す。

パーソナリティレポート

シュフラット・“Fuze”・ケシバイエフは控え目な性格だが、それだけでは彼を語る上で言葉足らずだ。祖母が「彼と話すと本当に疲れる」と言っていたことを思い出した。他のオペレーターたちが彼を「ミステリアス」だと言っているのも冗談だと思っていた。彼が気難しい男だとは言わない。親切で気配りもできる。ただ… 内向的なだけだ。時間はかかったが、ついに彼と深い会話ができるようになった[…]

ケシバイエフは、ティムール・“Glaz”・グラズコフと一緒の時以外は大人しい。彼がめずらしく喋ると、人々は引いてしまう。現場報告書によると、ケシバイエフは作戦会議の段階では積極的だが、任務中は静かになってしまう。チームのみんなとコミュニケーションをとり合うことは重要だ。でないと、以前民間人が犠牲になってシュウ・メイ・“Ying”・リンと衝突したときのようなことが再び起きるだろう。これは「犠牲者ゼロ」を原則とする部隊出身のオペレーターがいるレインボーにとっては、ことさら重要なものだ[…]

過去の報告書を見ると、ケシバイエフの無謀さに触れずにはいられなかった。そこで、任務に対する彼の見解を聞いてみた。自分の役割はできる限り効果的に防衛線を突破することであり、不用意に行動しているわけではないと彼は主張した。彼のクリエイティブなエンジニアリングスキルが我々にとって不可欠であることは明らかだ。彼は極めて知的で計算高い。激しい攻撃の最中も、周囲の状況をよく把握している。今後の任務においては、こうした能力をさらに磨いてほしいと伝えておいた[…]

彼には戦闘中に行方不明となった兄弟がいるらしいが、それについて直接聞くことはできなかった。そのファイルは現在も機密扱いとなっている。それでも、ケシバイエフの私生活について、少しだけ聞き出すことができた。恋人と婚約したものの、それは「進むべき道ではない」と言って2年後に解消した。ケシバイエフは、誇り高いウズベク人とロシア人の間に生まれた。幼い頃はロシア人としての自分を受け入れるよう育てられたため、ウズベク人の伝統を受け入れることを学んだのは10代になってからだった。その経験について詳しく聞こうとしたが、いつもの控え目な調子で「まあ、興味深かった」と言うに留まった

– DR.ハリシュヴァ・“Harry”・パンデー。レインボー・ディレクター