目次

ゲームについて

フランスのユービーアイソフトより2015年12月10日に発売された、トム・クランシー原作の『レインボーシックス』を題材としたゲームソフト。 略称は『R6S』または日本では『虹6』。 対応プラットフォームはWindows、PlayStation 4、Xbox One、PlayStation 5、Xbox Series X。

概要

世界各国の特殊部隊から構成された対テロ特殊部隊「レインボー」の活躍を描く『レインボーシックス』シリーズである。 本作ではタイトルにもある通りシージ(包囲作戦)という立てこもったテロリスト達に対しての突入作戦を題材にした対戦型のオンラインシューティングゲームになっている。 キャッチコピーは「包囲(シージ)完了。-突入開始」 前作『レインボーシックス ベガス2』から7年ぶりの新作となり、シリーズで初めて第8世代の据え置きゲームハードに対応し、グラフィックは飛躍的に向上している。

制作が中止された『Tom Clancy's Rainbow 6: Patriots』のエンジンを流用しており、マップ環境の破壊を戦術に組み込めるのが特色。 『Tom Clancy's Rainbow 6: Patriots』については発売こそされなかったが、作品世界で事件は発生しており隊員たちは出動していたようだ。

ゲーム内容

レインボーシックス シージには主に下記の3つのゲームモードが存在する。

マルチプレイはオンラインで最大10人のプレイヤーが戦うモードで、エリミネーションは架空のテロリスト集団「ホワイトマスク」を相手にミッションをクリアするモード。 シチュエーションはチュートリアルのようなもので、それぞれ個々に設定された目標を達成するモードである。

マルチプレイ

レインボーシックスシージのメインコンテンツ。 オンラインでプレイヤー同士がマッチングし、5対5の2チーム、最大10人で戦うモードである。 マッチングするとステージと対戦内容が選定される。 プレイヤーは建物などの施設に立てこもる「防衛側」とそこに突入する「攻撃側」の2つのチームに分かれ、使用するオペレーターを選択する。 使えるオペレーターは防衛と攻撃によって異なっている。 また、一定ラウンド毎に攻守交代するため、一方のシチュエーションや同じオペレーターでプレイし続けることはない。 基本は1チーム5人で構成されるが、意図的に人数を変えることも可能。 ただし、通信エラーやオペレーター選択中に5人集まらなかった場合、それまでに集まった人数のチームで対戦することもある。

対戦は準備フェーズとアクションフェーズで構成される。 準備フェーズ中の防衛側は、オペレーターごとに設定されるガジェットや、トラップ、バリケードを設置するなどして攻撃側の侵入に備えることが出来る。 攻撃側はこのフェーズの間に無人偵察カメラ(ドローン)で敵地を偵察し、人質や目標、敵の居場所やオペレーターの選択などを特定する。

アクションフェーズでは攻撃側が突入し、防衛側がこれを迎え撃つ。 体力の回復は特殊能力を使わない限り行われることはなく、死亡した場合もリスポーン(復活)はない。 死亡した場合はカメラなどで他のプレイヤーをサポートするか生存プレイヤーと同じ視点を見ることになる。 ただし、即死判定(ヘッドショット)でなかった場合、瀕死の状態となる場合があり、その状態で一定時間が経過すると死亡が確定する。 その間、追い打ちをかけて死亡を確定させることも可能であり、仲間による蘇生も可能となっている。

マルチプレイのゲームモードには、 - 人質 - 爆弾 - エリア確保 - アーケード の4つがある。それぞれ達成条件が違い、また攻撃側、防衛側でも目的が異なる。 しかし、全てのゲームモードで敵の殲滅もクリア条件であるため、目的を達成するための行動に出ることも、敵の殲滅に力を入れることもプレイヤー次第である。

攻撃側・・・・・・建物内にいる人質を見つけ救出する。建物外の回収エリアまで人質を連れて行くか防衛側の全滅をすることで勝利。 防衛側・・・・・・建物内の人質を攻撃側の侵入から守る。攻撃側の全滅か防衛側のプレイヤーが全滅せず、制限時間終了までに人質が攻撃側の手に渡っていなければ勝利。 人質がプレイヤーの攻撃によって死亡した場合、死亡させたプレイヤーのチームが敗北(1ラウンド)する。

攻撃側・・・・・・防衛側の全滅、または設置されている2つの爆弾のいずれか片方を攻撃側に与えられた爆弾解除デバイスのディフューザーを使用して解除する。ディフューザーの起動後は攻撃プレイヤーが全滅してもディフューザーが停止されずに爆弾を解除できればクリアとなる。 防衛側・・・・・・設置された爆弾を解除しに侵入してくる攻撃側から守ることが目的。攻撃側の全滅、ディフューザーが起動せずに制限時間終了する、起動されたディフューザーを停止させることでクリア。 ディフューザーの位置が両陣営にとって重要なポイントであるため、分隊行動が望まれる。

攻撃側・・・・・・建物内に指定されたエリア(部屋)を見つけて、そのエリアで一定時間常駐して確保することが目的。 防衛側・・・・・・建物内の指定されたエリアを攻撃側に確保されずに制限時間終了を迎えることでクリア。 指定エリアにそれぞれの陣営のプレイヤーが存在する場合、ゲージが止まる。

マッチングシステム

マルチプレイでは4つのマッチング方法がある。